dog

SNSを利用する際の注意点をまとめてみました

投稿日:

インターネット上に写真や文章を投稿したりーー今ではソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は生活の身近なコミュニケーションのツールとして若者を中心に多くの人が利用しています。

しかし度々ニュースでも取り上げられるようにSNSは大きなトラブルに発展する可能性をもっています。

リスク潜むSNS うっかり書き込みでトラブル多発  
(参考元サイト:日本経済新聞)

後を絶たないTwitter等SNS問題情報投稿事件
(参考元:BLOGOS)

そこで個人や企業がSNSを利用する上でトラブルに合わないようにための注意点をまとめてみました。

SNSへ投稿する際の注意点

■個人情報の取り扱いへの注意

個人情報とは個人を特定できる氏名・住所・電話番号・所属・肩書といった情報だけではなく、行動や写真、動画、音声も含まれます。
これらを無断で掲載することはプライバシー権の侵害になりかねませんので他人の個人情報を不用意に掲載することは絶対にやめましょう。
また、自分の個人情報をインターネット上に公開することで悪意のある他人による「なりすまし」等の被害も考えられます。
不特定多数が閲覧できる状態にしない設定など個人情報の公開範囲に気をつけましょう。

■画像の情報に注意

GPS機能のついたスマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真には、撮影日時や撮影場所の位置情報(GPS情報)など、さまざまな情報が含まれている場合があります。こうした位置情報が付いた写真を掲載してしまうと、自宅や居場所が他人に特定されてしまう危険性があり、迷惑行為やストーカー被害などの犯罪の被害に遭う可能性もあります。

■誹謗・中傷やそれらと誤解される内容への注意

SNSとはいえ他人の人格・容姿を否定する発言をすると名誉棄損に該当するので他人を中傷(悪口など)するような書き込みはやめましょう。
またSNSは常に不特定多数の人が見ており、発言した本人の意思に関わらず悪意のある拡散による炎上なども頻繁に起きています。

ネガティブな内容の投稿を見たユーザーは自分に対しての発言と捉えてしまいやすい傾向があるので注意必要です。

■写真や画像の権利への注意

アニメや漫画の画像を使用することは著作権違反になる可能性が高いので控えましょう。
また芸能人や著名人が写った画像を使用することは「パブリシティ権」の侵害になる可能性があります。
「パブリシティ権」とは著名人が、自分の肖像や名前に依拠する経済的な価値を保護し、また独占できる権利のことです。
しかしこのパブリシティ権は余程のケースでなければ、訴えられるようなことにはならないのが現状で、少し曖昧に考えられているようです
(著名人のデートや買い物などのプライベート写真はプライバシー侵害になる可能性もあります。)

(2015/08/3追記)

パブリシティー権とは、人格が持つ「顧客吸引力」の経済的価値を保護する権利だ。有名人の知名度が上がると、氏名や肖像だけでも商品価値を持つ。宣伝に使えば、顧客を集め、商品価値を高めるなどの経済的効果がある。そのため無断撮影した写真を、自分のブログで気楽に掲載したりすると権利侵害となってしまう場合がある。

パブリシティー権が有名人だけに認められている一方、肖像権はだれにもある。一般人でも無断撮影されて、正当な目的なく写真を拡散されれば、肖像権の侵害にあたる。(出典
有名人への「無断撮影」きゃりー、海老蔵、有吉…続々被害! 法律的にはどうなの? (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース)

友人や子どもの写真はフリー素材ではありません

他にも公序良俗に反する画像や友人の写真を許可なく使用することは著作権の侵害ですのでSNS上に投稿する時は了承を得ることをおすすめします。
観光地での写真の投稿は他人の写り込みへの配慮をしましょう。

SNSを利用した悪質な業者の存在

SNSは本人確認の方法が万全というわけではありません。
架空のアカウントや前述の個人情報を利用した実在の人物・組織名前を使用した偽のアカウントの存在があります。
これらのアカカウントを悪用して、口座番号などの個人情報を入手する手口というものがあります。
アカウントの相手が本物であるかどうかは、慎重に確認しましょう。

(SNSサービスによっては、著名人など本人確認が行われた公式アカウントというものもあります。公的機関や企業、著名人などは、まず公式アカウントを確認してみましょう)

■怪しい投稿への注意

SNSは上ではしばし怪しいリンク(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)に誘導される危険性があります。
投稿した人が実在の信頼できる人であっても別の人が投稿した内容をurlのみ変更しそのまま再投稿する場合もあります。
SNSに限らずインターネット上では情報の発信元を意識することはとても大切です。

■短縮URLへの注意

SNSには文字数の制約上URLを短縮して表示する「短縮URL」というサービスがあります(外部の場合もあります)。
本来のURLよりも文字列が短くなり文字数の限られた投稿しかできないSNSではとても便利なサービスです。

しかし、短縮URLはどのようなサイトにリンクされているかわからないために、この機能を悪用してフィッシング詐欺やワンクリック詐欺などの悪性ホームページに誘導する手口が横行しています。

短縮URLをクリックする際には注意し、心配な場合は短縮URLを元のURL表示に戻して確認することのできるWebサービスを利用しましょう。

短縮URLを展開して元のURLを調べられるサイト10選!
(参照元:NAVERまとめ)

■スパムアプリケーションへの注意

アプリケーションの中には、インストールの際に、連絡先情報へアクセスする許可を求めてくるものがあります。
このようなアプリケーションの中には、連絡先情報を収集して、収集したメールアドレスに迷惑メールなどを送りつけるなどを目的としている悪質なものも多く存在します。
無料のアプリケーションには注意が必要です。


サイトや記事に関するご意見・ご感想やライター希望者はFactotum(ファクトタム)までお気軽にご連絡ください。