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JASRAC著作権使用料の分配問題。「私の曲が一杯歌われてるみたいだけど全然分配されていない。

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アイドルや声優さんらに楽曲を提供している音楽家のしほりさんが自身のツイッターアカウントでJASRACについて「曲の使用料が全然分配されていない」というの内容のツイートを投稿して話題になっています。

音楽家しほりさんについて

しほり(Shihori、9月4日 – )は、日本の女性シンガーソングライター、作詞家、作曲家。
愛知県名古屋市出身。本名は中根しほり。旧芸名は瀬名(せな)。主にPCゲームやテレビアニメの主題歌を歌っており、他の声優やアーティストへの楽曲提供も行っている。

楽曲提供
水樹奈々「Sacred Force」:作曲
ももいろクローバーZ 「GOUNN」:作曲
Pile「Dream of Peincess」:作曲・コーラス
「伝説のFLARE」:作曲
「キミがくれたKISEKI」:作曲
など

ゼクシィ「パパパパーンの歌」などCFソングの歌唱も担当する。
(参照元:wikipedia)

しほりさんの問題提起のツイート

「初恋サイダー歌われすぎ問題」とは?

今、地下アイドルの現場で、持ち歌のないアイドルが『初恋サイダー』を歌いまくってセトリ被りが頻発するという現象が起こっているらしい。
この問題を「「初恋サイダー」歌われ過ぎ問題」と名づけてブログで紹介しているアイドルライター“わんこ☆そば”氏によると、「複数のアイドルがたくさん出るイヴェントでは、複数のアイドルが「初恋サイダー」を歌うという事案もあったり。」というくらい定番の曲になっているようだ。(参考元:http://www.colorful-hp.net/archive/entry-9655.html)

「歌われすぎ現象」曲の使用料、明細を確認

使用料はJASRACからは、一部にしか還元されていないという現実

使用されたデータを集めれば使用料はJASRACから支払ってもらえる


実際は簡単なことではありません。ツイートにあるようにそれを調べるのがJASRACの仕事というのが世間一般の認識と思います。

包括契約してる企業には良い仕組みだが、作家には良い仕組みとは言えない

ファンキー末吉さんが法廷争いをしていた話題が浮上

ファンキー末吉さんのJASRACとの法廷争いについて

2009年5月に「Live Bar X.Y.Z.→A」を開店させてからしばらくして日本音楽著作権協会(JASRAC)から著作権料の支払いを求める手紙が届いたが、手紙の内容をみた末吉が不可解な料金徴収法に対し激怒した。
末吉曰く「これではヤクザのみかじめと同じである。ちゃんと著作権者に分配しろよ!!」と憤っており、弁護士にも相談、JASRACと長期間に渡る交渉を行う事を決意した。具体的には、自らのバンドであるX.Y.Z.→Aに関するJASRACからの分配額のうち、ライブハウスの演奏・カラオケなど「社交場」カテゴリーの分配額がゼロであることに対し「X.Y.Z.→Aはこの10年で300本ぐらいライブをしているのに、印税が全くないのはおかしい」と疑問を持ったことが発端であるとしている。(参照元:wikipedia)

ファンキー末吉支援者の会

ライブハウスがJASRACと包括契約をして定額を支払った金額は作家にはほぼ還元されない


ライブハウスで自分の持ち歌歌っても自分に還元されないという話はよく聞きます。また本来は自分の曲の使用料を払う必要があるとも・・。
音楽番組で頻繁に歌詞を間違えるアーティストはJASRACへの抵抗だという話は昔からよくされていました。

しほりさんから誤解して欲しくないこと

JASRACライブハウスでの生演奏などに関する話

参考元:JASRAChttp://www.jasrac.or.jp/bunpai/restaurant/detail1.html
ライブハウスなどの飲食店や宴会場での使用料が分配されるまで

ライブハウス、バー、レストランなどの飲食店や旅館、ホテルなどの宴会場(これらの施設を「社交場」と総称しています)において演奏などが行われる場合の使用料は、使用料規程第1節演奏等「8社交場における演奏等」により算出します。使用料には包括的利用許諾契約(包括契約)(※1)を締結する場合の使用料と包括契約によらない場合の使用料の二つがありますが、以下では包括契約を締結する場合の使用料の分配についてご説明します。
包括契約に基づいてお支払いただいている使用料を分配するためには、実際に利用された曲目を把握することが必要です。しかし、利用曲目の全てをご報告いただくことは利用者にとっては大きな負担となる場合があるため、現在次の2つの方法(1および2)で収集した利用曲目を分配資料(※2)としています。

1.サンプリング調査による利用曲目収集

サンプリング調査とは、放送使用料の分配にも一部採用しているもので、社交場の場合、全体の利用状況を推定するために、統計学に基づいて一部の契約店舗の利用曲目を調査することをいいます。具体的には、まず全ての社交場契約店舗の使用料の合計に対して、社交場を営業形態等に応じて分けた区分ごとの使用料の合計が、それぞれどれだけ占めているかの比率を算出します。次に、その比率を基に各区分の調査対象店舗数を決めます。このように決めた数に応じて、全国の契約店舗の中から区分ごとに無作為に調査対象店舗を選びだし、直接訪問するなどして任意の一日に演奏された全ての利用曲目を収集しています。これを四半期ごとに繰り返すことで、一四半期あたり累積で800店から収集した利用曲目を分配資料としています。

2.契約店舗からの報告による利用曲目収集

ライブハウスなどでは、様々な作品が日替わりで演奏される実態があることから、サンプリング調査を補完し、より精度の高い分配を行うため、サンプリング調査によって判明した利用曲目に加え、契約店舗のご協力により報告いただいた利用曲目も、分配資料としています。具体的には、ライブハウスなどの契約店舗に対して四半期ごとに利用曲目の報告を依頼し、この依頼に応じてご報告いただいた利用曲目(※3)を、当該四半期の分配対象楽曲に含めています。
上記1および2によって収集した利用曲目に基づき、分配対象となる楽曲を特定し、利用頻度等により楽曲単位の分配額を計算した上で、権利者ごとの分配額を確定させます。確定した使用料は、分配明細書と共に6月、9月、12月、3月の年4回、権利者に分配しています。

※1協会の管理する全ての楽曲を、許諾条件の範囲内で何回でも利用できる契約方式のことです。
※2分配対象となる楽曲を特定するための資料のことです。分配資料は、「利用者から提出されたもの」すなわち「利用曲目報告書」によるのが原則ですが、協会が調査・収集したものも分配資料としています(サンプリング調査によるものは分配規程上にその根拠を定め、実施する上でのルールを細則等で詳細に規定しています)。
※3ライブハウスなどのご経営者がインターネットで利用曲目を報告できるシステムもございます。

作家にライブハウスやイベントなど”現場”での使用料をどう払うか?

とても難しい問題です。実際の使用を調べるのは困難であり、徴収した金額を作家に届ける良い方法は現在のところありません。
作家が良い作品を生み出していくためには使用料などが支払われるべきですので、今回の問題をきっかけにこうした記事に注目が集まっていくことで作家にとって有益な方法が生まれていくことを願います。
最近ではデザインの盗作問題などで著作権に注目が集まっているように思います。今後デジタル化が進んでいく中で著作権はどのように変化していくのでしょうか。


“JASRAC著作権使用料の分配問題。「私の曲が一杯歌われてるみたいだけど全然分配されていない。” への3件のフィードバック

  1. >調べるのがJASRACの仕事
    その為に委託料を1割も取ってるのに
    「自分で調べて申告しろ」というなら抜いてる1割も権利者に配分しろよってなると思うんだが。

  2. しっかり調べて徴収しようとしたら「おじいさんが経営してるジャズ喫茶から金取るなんて酷い!」と言われるから。

  3. 「おじいさんが経営してるジャズ喫茶」にも電話で金を払えと言っていますよ

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