たばこ肺がん

喫煙率は下がっているのに肺がん死亡率が上がっている不思議

投稿日:

喫煙は身体に有害で肺がんの原因とされてきましたが、「日本の喫煙率は下がっているのに肺がん死亡率が上がっている」というデータを見つけたので色々と調べてまとめてみました。

喫煙率と肺がん死亡率

喫煙率と肺がん死亡率

あれ・・?

世界でも(確か健康被害への注意書きがないとかで)裁判で負けていたような。

【ニューヨーク時事】カナダのケベック州上位裁判所は1日、同州の喫煙者らが健康被害を訴えた集団訴訟で、日本たばこ産業(JT)子会社のJTIマクドナルドなど3社に対し、総額156億カナダドル(約1兆5000億円)の賠償金の支払いを命じた。3社は判決を不服として控訴する方針。現地メディアが伝えた。
他の2社は英ブリティッシュ・アメリカン・タバコと米フィリップ・モリス・インターナショナルの各子会社。判決ではJTが20億カナダドル、ブリティッシュ・アメリカンとフィリップ・モリスがそれぞれ105億カナダドル、31億カナダドルを負担する。(参考元:時事ドットコム)

やっぱり。こういうの気になっちゃいますよね。ちなみに私は禁煙者。

喫煙と肺がんの関係は嘘だった?

国内で禁煙運動が始まった’90年頃の男性について見ると、喫煙者の数は約3000万人。一方、肺がん死の数は5万人にも満たない。喫煙者のうちの肺がん死率は0.1%程度なのです。

現在の喫煙者率は20%程度ですが、肺がん死の割合は7~8%。つまり約8万人へと増加しています。さらに女性については、喫煙率が10%台と大きく変動していないのに、肺がんはここ40年で5倍に増えています。

つまり喫煙が肺がんの原因とは言えない、と。

喫煙者のほうが非喫煙者より自殺者が少ないというデータや、喫煙者のほうが風邪をひきにくいという統計データがあるほど。

喫煙が有害と知りながら吸うような人は精神的にも強かったり、楽観的だったりするのでしょうか。風邪についてはよくわかりません。

タバコ有害論者たちは、女性のデータを抜きにして男性の肺がん死ばかりを問題にする。女性のデータを入れると、前述のようにタバコと肺がんが無関係であることが一目瞭然だからでしょう。

副流煙の有害性については、さらに根拠が不明です。有名な「平山論文」(’82年)では詳細データを公表しておらず、信用に値しない。調査対象者が数千万人なのに肺がんの例が200例程度では、因果関係が特定できません。

(まじかよ)受動喫煙の影響はよく叫ばれているようですが・・

例えば、20分おきに1本喫煙する人と6畳間で同居する人が1日に吸い込む煙の量は、タバコ0.1本分相当。一般的な毒物の科学でいえば、喫煙している本人に害があるかどうかわからないレベルの、さらに100分の1程度です。これを「有害だ」と言うなら、現在までの毒物科学をすべて修正しなければなりません。

副流煙が悪いと言うよりは、元々たばこを吸わない人が煙に対して喫煙者より敏感に「煙たさ」を感じてしまうために「副流煙は悪い」という説が成立し、拡がったのかもしれませんね。

参考:「タバコを吸うと肺がんになる」論のからくりを明かす

喫煙の影響、本当はどっちなの?

私の場合禁煙は健康のためではないのですが、なんとなく喫煙が身体に悪くないと居心地の悪さがなくもありません

「喫煙は有害」だという有害派のエキスパートを探したところ、その名も「禁煙先生.com」という頼もしそうな人を見つけました。

がんというものは高齢になると増えます。したがって人口が高齢化するだけでも、がんは増えます。日本は現在急激に高齢化が起きており、それだけでも肺がんは増えていきます。そこで、本当に肺がんが増えているのかを比較するには、年齢構成を補正した肺がん年齢調整死亡率 (人口10万対)というものが使用されます。
肺がんに限らず、がんが増えてきているのか減っているかとの論議をするには、疫学的には年齢調整死亡率で比較しています。

高齢化で肺がんが増えているというわけですね、先生!

喫煙率のピークの30年後に死亡のピークがくると言うものです。
これは、よく考えてみると分かります。タバコを吸ってすぐ “がん” になる訳ではありませんね。
しばらく吸い続けて初めて病気になるのです。そのタイムラグが30年という訳です。

頼もしいです、先生!

image
タバコ病の流行モデルと言われるもののグラフ

長期的に見る必要があるために、禁煙先生がまとめたデータ
image-1
喫煙率は、専売公社→JTの調査では、1965年以降しかありませんので、それ以前のものは違う調査からですが参考までに加えました(破線)。さらに、タバコの一人あたり消費本数 (15歳以上1人あたり)のグラフも参考に加えました。 (喫煙率調査は、1949-1964年までは、専売公社が外部委託、時事通信社・中央調査社・電通による調査)
肺がん年齢調整死亡率:厚生労働省人口動態統計 
人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2013年)より
http://ganjoho.jp/professional/statistics/statistics.html
喫煙者率:JT 調べ 
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html
一人あたり消費本数:、(社)日本たばこ協会「たばこ統計情報」
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd070000.html

喫煙率のピークの1966年から30年後、一人あたり消費本数のピークの1977年の約20年後の1996年に肺がんの死亡率がピークとなって減少しています。(By 禁煙先生)

すみません、よくわからなくなってきました・・。

そして禁煙先生のトドメのアメリカの証拠データ(ドヤっ)

米国のタバコ消費量と肺がんのグラフ

image
先生さすがっす・・あれ?・・Female(女性)の肺がん率が近年むしろ増えてた・・?

まとめ

他のデータや情報も調べてみましたが確かに喫煙によって肺がんの死亡率は(少し)上がる説は間違いないようです、しかし喫煙以外に肺がんになる理由も別に存在しているようにも思います。その別の原因についても少し調べてみましたが(諸説ありました)あまり信用できそうなデータが見つからず今回は掲載しないことにしました。

個人的には「禁煙をして身体が絶好調!」なんてことはなく、普通です。禁煙で良かった点は時間が増えたこと、悪い点は煙草の臭いに弱くなったので酒の席などは辛くなったことです。

最後に禁煙先生の名言を貼っておきます。

「ニコチンに人生の主人公を譲ってはならない」

イイネ!

(この記事をシェアする↓)


サイトや記事に関するご意見・ご感想やライター希望者はFactotum(ファクトタム)までお気軽にご連絡ください。