日本では大麻の所持が禁止されているが世界では違法ではない国も多い、ここではオランダで大麻を手に入れる方法を紹介する。
オランダには、コーヒーショップと呼ばれるソフトドラッグ(大麻など)を購入出来るお店が数百軒(※1)あり、スターバックスでコーヒーをオーダーするのと同じくらい気軽に買える。
コーヒーショップで一回に買える大麻の量は5グラムまで、日本では大麻の所持は罰せられるが、オランダでは大麻の個人所持は30gまでなら罰せられない。普通に吸うなら1日1gもあれば十分なので大麻30gは1ヶ月程度の量の目安なんだと思う。
(オランダのコーヒーショップ。photo:M.Minderhoud)
コーヒーショップで大麻を購入するのに、言葉が通じるか心配にな人は多いと思うけどオランダでは多くの人が英語を話せるので旅行英会話が出来れば充分。またコーヒーショップには、世界中から観光客が訪れるので、店員も英語慣れしてるので多少発音が悪くても「商品の名前とグラム」を「商品を指差す」などすれば理解してくれる。店員さんに自分の欲しい銘柄とグラムを辛えると「パケ」に入れてくれる。店によってはジョイントでも購入できて、そのままお店で吸うこともできるので、店員に聞いてみよう。また大麻で作られたスペースケーキと呼ばれる菓子も販売されているので挑戦してみても良いだろう。
気をつけなければいけないのは一般的な観光客向けのホテルでは、大麻は基本的に禁止されていること。ホテルで吸うには「ヘンプホテル」や「ブルドッグホテル」の予約を取ることをすすめる。もちろんコーヒーショップで吸ってホテルに戻るという方法なら問題ない。
旅行のタイミングだが、オランダ(アムステルダム)ではバラエティーに富む世界中の大麻に出会うことができるカンナビスカップ(※2)というものが毎年行われているので時期に合わせて行ってみるのもおすすめ。カンナビスカップの時期は、世界中から大麻の愛好家が集まってくるので、時期を合わせて行く価値はあると言えるだろう。
※1 オランダには厳しい政策で薬物を完全に追放することは不可能だという前提に立った薬物政策がある。薬物使用は公衆衛生の問題であり、犯罪ではないということと、薬物による害を減らすためにハードドラッグ(コカインなど)とソフトドラッグ(マリファナなど)を政策上明確に区別するというもの。1972年、バーン委員会は大麻の犯罪化は社会的問題を加速させると指摘した上で、薬物を分類で分ける事を提案。大麻とそれ以外の薬物を異なる分類にして、大麻を非犯罪化した。その後、オランダアヘン法が改正においてソフトドラッグとハードドラッグの区別が行われる。そして大麻の30グラムまでの個人的所持や、使用の法執行における優先順位が下げられた。1979年のガイドラインにて、コーヒーショップにおけるソフトドラッグ販売が制限付きで合法化。1996年、検察庁へのガイドラインにより、個人使用におけるソフトドラッグの実質的な開放が確定。
※2 アメリカの雑誌「ハイ・タイムズ」の編集者スティーブン・ヘイガーによって1987年から始められた大麻フェスティバル。審査員団は、フェスティバルにおけるベスト・マリファナ、ベスト・プロダクト(パイプやボングなどマリファナ関連製品)などを審査し、それらを出展した会社・ブースを表彰する。
参考:オランダの薬物政策(wikipedia)