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明太子は韓国のもの!『明太子宗家』の看板を取り返せと韓国の食品業界が声をあげる

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起源の問題を言い出すとキリがないように思うのですが、起源の話も近年何かと話題になります。

韓国・中央日報は7日、明太子が韓国に起源があるとし、世界的に認識されている日本の「明太子宗家」の看板を取り戻すため、韓国の食品業界が様々な取り組みを行っていると紹介したことについてFOCUS-ASIA.COMが記事にしています。

(以下、転載)

記事は、明太子の歴史について、李氏朝鮮時代の「承政院日記」(1652年)に記述があることなどを紹介。戦後に「ふくや」(福岡県)が日本で販売を始め、メーカーの増加や流通技術の発達によって日本全域で人気を博すようになったとしつつ、「ふくやはホームページで『明太子の起源は韓国にある』と明示している」と韓国起源であることを強調している。

ただ、実際には世界市場では明太子は日本食品として受け止められており、その市場規模は2兆ウォン(約2000億円)とも言われる。先月、中国・上海で開かれた国際水産食品博覧会では、韓国の多くの業者が「中国市場を積極的に攻略し、『明太子宗家』の看板を取り戻す」と明太子の売り込みを行っていたという。

博覧会では、明太子で作ったスプレッドや韓国海苔の塩の代わりに明太子をまぶした商品などが中国人バイヤーの関心を集め、3日間で7万4000ドル(約890万円)の商談が成約したという。

記事はこのほか、韓国内では低塩明太子が人気を集めていることや、明太子卵焼きや明太子パスタなど様々なレシピが“開発”されていること、チューブ型明太子や明太子を使ったスナックなど多くの加工品が発売されていることを紹介している。釜慶大学のチャン・ヨンス教授は「国内で米の消費量が減少し、おかずの明太子の消費も減少すると思われたが、様々なレシピが開発され、需要はますます増えている。中国市場も明太子を世界に知らせる良いチャンスになるだろう」と話しているという。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「グローバル化はこうやってじっくり進むこと。お金をかけてキムチを押しつけても成功は難しい」

「明太子の作り方で特許を取っていないから、すぐに中国にマネされる」

「中国人が明太子を食べ始めたら、また値段が上がるし、タラは絶滅する」

「中国は大きすぎる。ロシアみたいに解体されるべき」

「日本は朝鮮から明太子を盗んで帰ったのか」

「日本が略奪したものが多すぎる。独島は必ず守ろう」

「中国の東北地方でも明太子は食べられている。記者はもうちょっと調べて書くべき」

「タラは全部外国から輸入しているから、明太子も完全に韓国産とは言えない」

「中国が偽物タラコを作るかもしれない」

「明太子が韓国固有の食べ物だったことは当たっているが、当時は王様しか食べられなかった。だが、日本では庶民の食べ物として発展させ、広めた。先に食べたから、韓国が元祖と言えるのか?」

「卵焼きに明太子を入れるとか、明太子をパンに塗るとか、全部日本の発想。結局は日本のマネをしているのは韓国」

掲載元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150909-00000009-xinhua-cn

明太子の歴史

どの業界にもあることだが、明太子の元祖についても諸説ある。

明太子の種類

まぶし型辛子明太子

日露戦争直後から太平洋戦争中にかけて、鉄道省(後の日本国有鉄道→現・JRグループ)は下関と当時日本領であった朝鮮の釜山との間に関釜連絡船を運航していた。また、中国との定期連絡船も存在し、スケソウダラ(明太魚)の辛子漬け(明太卵漬け)を運んでいた。韓国側の連絡船では釜山を経由して、明太の卵巣の辛子漬け(「明卵漬(ミョンナッジョ)」)が下関へ輸入された。この当時の明太卵漬けはタレと唐辛子に漬け込まれており、韓国側の明卵漬は唐辛子やニンニクで漬け込んだ現代の「キムチ」に近いものであった。(wikipedia)

漬け込み型辛子明太子

ふくやの川原俊夫が若いころに釜山で食べた明卵漬の記憶を基に漬け込み型の辛子明太子を開発した。まぶして作る辛子明太子は徐々に減っていき、調味液漬けの辛子明太子がほとんどとなった。この漬け込みでは「乳酸発酵」を伴う。漬け込みに際しては、各社工夫をして異なる方法や副材料を使用する事もある。(wikipedia)

明太子=博多のイメージ

ふくやの後を追って、1960年代には多くの同業者が設立された。1975年に山陽新幹線が博多駅まで繋がり、東京博多開全通後に設立された福さ屋が新幹線駅や東京の三越百貨店等へ販路を築き、全国的に知れ渡るようになった。近年では料亭や老舗醤油メーカーなども明太子を扱うようになり、良質の原材料を贅沢に使用した高級品の研究も進んでいる。
博多名産・辛子明太子のほうが全国へ波及したために下関のまぶし製法よりも博多で盛んであった漬け込み製法が主流となり、現在でも量販向けで広く流通している。まぶし製法も少数ながら生産されており市場向けの高級品として流通し、棲み分けがなされている。
1980年代には土産物の販売ルート以外にも、百貨店・量販店で広く販売されるようになり、全国でおにぎり・パスタの具として広く利用・販売されている。2007年には、おにぎりなどの加工用辛子明太子の出荷量が、ついに土産用の辛子明太子の出荷量を逆転した。(wikipedia)

博多名産・辛子明太子のほうが全国へ波及したので主流になったそう。

起源は韓国にあるようですが、おそらく世界の明太子=日本(博多)のイメージはこの博多名産・辛子明太子(改良品)ではないでしょうか。

余談ですが、福岡の人は毎日のように明太子を食べる・・なんてことはありません

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