強制連行追悼施設

強制連行追悼施設を政治利用。反日的で、市営地の施設として適していないと訴え【飯塚】

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福岡県飯塚市の市営飯塚霊園内に、日本の戦争責任を一方的に非難する内容の朝鮮人追悼碑があり、以前から地元住民らが反対をしています。「追悼施設が政治利用されている」と批判する地元住民らの訴えは届くのでしょうか?

碑文は反日的で、市営地の施設として放置するわけにはいかない

福岡県飯塚市の市営飯塚霊園内に、日本の戦争責任を一方的に非難する内容の朝鮮人追悼碑がある問題で、地元住民らが8日、斉藤守史市長と鯉川信二市議会議長に対し、見直しに向けて、碑を管理するNPO法人と協議するよう求める陳情書を提出した。住民らは「追悼施設が政治利用されている」と批判する。(村上智博)

追悼碑は霊園内の「国際交流広場」と呼ばれる公共の場にある。平成12年、在日韓国・朝鮮人や自治労関係者らでつくる「在日筑豊コリア強制連行犠牲者納骨式追悼碑建立実行委員会」が、納骨堂「無窮花(ムグンファ)堂」と一緒に建設した。建設費として飯塚市職員労働組合などから寄付金を集めたという。

同委員会は、NPO法人「国際交流広場無窮花堂友好親善の会」(無窮花の会)に改組し、碑の管理などをしている。

問題の碑文は日本語とハングルで「日本の植民地政策により、数多くの朝鮮人と外国人が日本各地に強制連行されました」「筑豊には15万人にも上る朝鮮人が炭鉱で過酷な労働を強いられ、多くの人びとが犠牲となりました」などと記されている。

朝鮮半島出身者が筑豊の炭鉱で働いていたのは事実だが、「強制連行」の実態や人数について詳しいことは分かっていない。住民グループが提出した陳情書では、この「強制連行」の部分について「(日本の)政府見解に反する」と問題視した。

また、「国際交流広場」の大部分の土地を、無窮花の会が無料で占有している点も指摘した。市などによると、無窮花の会側は、納骨堂の永代使用・管理料として88万円を市に支払ったが、その他の区画については無償で使用しているという。

住民グループ共同代表の佐谷正幸氏(82)は「碑文は反日的で、市営地の施設として放置するわけにはいかない」と語った。住民グループに賛同する藤浦誠一市議は「市側の動きがなければ、12月の定例市議会で取り上げたい」と語った。

(掲載元:http://www.sankei.com/west/news/150909/wst1509090019-n2.html)

強制連行に対する歴史認識の違い

植民地支配下から本土へのあらゆる労働移動を強制連行・強制労働と見なす

[飯塚市 朝鮮人炭鉱労働者慰霊施設/ムグンファ堂・歴史回廊の存続を]

朝鮮半島から日本にやってきた移入者に対し弾圧や差別的待遇を持って働かせることは強制労働であり、奴隷的扱いがあったことは歴史的事実として受け止めなければなりません。藤浦議員ように、碑文によって(当時の加害者である日本人の子孫が)名誉を毀損され続けることが耐え難いというのは詭弁です。

また現在、このように強制連行に対する政府見解の曖昧さなどが”歴史の検証を”という言葉によって歴史修正主義に利用されています。
植民地支配が強制されたものである以上、植民地支配下から本土へのあらゆる労働移動を強制連行・強制労働と見なすことが出来ます。

関連:エミコヤマさんによる「グレンデール市に対し慰安婦像撤去を求める州裁判」判例

判事は、日本政府が戦時中に慰安婦の人権を蹂躙したことは明白な事実で疑う余地はないとし、我々の反論を退け、グレンデール市側の反乱訴案を採択したのである。

強制が無かったという事実確認ができるようであれば地元住民らの訴えのように早急に撤去するべきですが、事実を確認するのは非常に困難なのかもしれません。

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