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RADWIMPSからの大事なお知らせ 2015.09.23 【NEWS】| 全文掲載

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RADWIMPSからの大事なお知らせ

いつもRADWIMPSを応援していただきありがとうございます。
本日は、大事なお知らせがございます。

ドラムの山口智史が、持病の悪化により活動を控え、休養に入ることになりました。自分の思うようにドラムを叩けなくなったことが原因です。
2009年のイルトコロニーTOURのライブ中、バスドラムを鳴らす右足が、本人の意思とは異なり、動かせなくなる瞬間がありました。のちに判明しますが、これはフォーカル・ジストニアと呼ばれる神経性の症状で、鍛錬を要する職業の方が稀に発症するものです。フォーカルは局所、ジストニアは身体のこわばりや緊張と言う意味を持っています。

音楽家は、時に複雑な動作をハイスピードで繰り返すことを要求される、繊細な職業です。極度に集中したトレーニングを長期間続けた結果、楽器を前にすると脳がストレスや緊張で過敏に反応してしまい、エラーを引き起こすのが原因ではないかと考えられています。

山口はリハビリを続け、回復や悪化を繰り返しながら、今までツアーやレコーディングをおこなってきました。

しかしこの夏、症状は突然悪化し、「もうステージには立てない」と申し出がありました。それを受けて、「ライブ中にドラムが止まっても、自分達は演奏を止めない。安心して叩いて欲しい」という言葉をかけ続けました。実際、過去のライブ中にバスドラムが途切れた時、メンバー全員がドラムセットに駆け寄り、「大丈夫!」と山口に笑顔を向けたことも何度もありました。

それでも山口は、心身ともに限界を迎えており脱退を希望しましたが、よく話し合った結果、無期限の休養として籍を残すこととなりました。

RADWIMPSは今年、メジャーデビュー10周年を迎えます。ここまで支えてくれたファンの皆さんに喜んでもらおうと、昨年よりいろいろな計画をしてきました。既に発表しているツアーも、たくさんの人が楽しみにしてくれています。

それを今ここで、全て放り出すわけにはいかない。自分達の歴史を、ファンと歩んだ時間を、今突然閉じるわけにはいかない。

プロのミュージシャンとしての、社会的責任もあります。

そうして、残った全員で前に進もうと決めました。

ライブを実現させるために、山口と共にサポートドラマーを探し始めます。

同時に、「良いドラマーが見つからなかったら、全てのリスクを引き受ける覚悟で、ツアーはキャンセルする」という決断もします。山口がいないライブをするのであれば、ベストな状態で観客の前に立つ必要がありました。

昼夜を問わないオーディションが繰り返され、幸い良いサポートドラマーとの出会いがありました。ドラマー選考に関わって頂いた全ての方々に御礼申し上げます。山口は今、細かいフレーズやニュアンスを新たなドラマーに伝え、RADWIMPSの音楽をライブで再現、発展させるために自分の責任を果たそうとしています。

RADWIMPSを愛してくれている人にとって、すぐに受け入れることは難しいかもしれません。納得いくものではないかもしれません。それでもファンと音楽に誠実に、RADWIMPSだからできる表現を続けていきます。

山口の演奏を楽しみにしていた皆様、11月のツアーのゲストアクトの皆様、このような事態となり大変申し訳ありません。彼もRADWIMPSの一員として、ファンと音楽に対して、常に誠実でいようとしていたことをどうかご理解ください。

10年前の11月23日、RADWIMPSはメジャーデビューしました。
感謝をお届けするべく、今も準備を続けています。
夏フェス出演、初めてのヨーロッパライブを含む海外ツアー、ゲストバンドを迎えての国内ツアー、それ以降も発表になっていない計画もあります。
全力でお届けする所存です。
さらなる応援を、よろしくお願い致します。

RADWIMPS メンバー・スタッフ 一同

掲載元:http://www.radwimps.jp/info/
公式サイトは現在アクセス集中により観覧が難しくなっています。RADWIMPSからのお知らせ見れない人どうぞ。
(photo:laughy.jp)

ジストニアとは

ジストニアは、脳(主に大脳基底核)や神経系統の何らかの障害により、持続的または不随意的に筋肉が収縮したり固くなったりする難治性の疾患です。 ・持続的または不随意的に筋肉が収縮したり固くなったりすることをジストニア運動といい、ジストニア運動を伴う疾患をジストニアと呼んでいます。

・筋肉が自分の意思通りに動かなくなり、異常な動作や姿勢になります。
・重度の場合は継続的に、軽度の場合でも平常な装いを強いるほど肉体的に大変つらい状態となり、それにより精神的苦痛も伴います。
・発病後の早い段階においては特に、ストレスや情緒により悪化、緩和の何れの方向へも影響することがあります。
・体のどこかへ触れたり、意識した姿勢をとることで、一時的に症状が軽減することがあります。
・知能が侵されることはありません。視力、聴力など感覚機能に障害が起きることもありません。生命に関わる疾患でもありません。

掲載元:http://www.geocities.jp/dystonia2005/dystonia.html

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