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今日から実戦で役に立つ名刺交換のビジネスマナー

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会社に所属しているWEBデザイナーが名刺を出すことはあまり無いと思うのですが、フリーランスとして活動していくとお客様との打ち合わせで名刺交換をする機会が増えていきます。恥ずかしながら曖昧にしている部分が多かったので自分の勉強のために基本マナーを調べてみました(今まで失礼しました・・)。これから社会に出る人やフリーランスとしての活動を考えている人が参考にできる記事になれば幸いです。

ビジネスマンにとって名刺は「顔」

■名刺交換は正しいマナーを知らないことで相手に失礼な思いをさせてしまう=ビジネスチャンスを逃してしまう可能性があることを忘れないようにしましょう。

名刺交換はビジネスの場で初めての人と顔を合わせた時に一番最初に行う大切なことです。
名刺はビジネスマンにとっては「顔」と言えるほど重要なもので名刺交換は相手に自分を知ってもらうための最初の方法になります。

そんな大切な名刺を忘れたり、切らしているのは、マナー以前の問題です。

・鞄やデスク、スーツのポケットには、常に予備の名刺入れと名刺を入れておくこと
・切らさないように多めに名刺を発注しておくこと
・名刺入れに入っている名刺が汚れていないか確認をしておくこと

名刺はビジネスマンの「顔」です。綺麗なものを渡すようにしましょう。

名刺交換をする順番について

名刺交換には多くのマナーがありますが、状況や人数構成に応じて臨機応変に正しく対応する必要があります。
まずは名刺交換をする順番についてです。

■1対1で名刺交換をする場合

目下の人から目上の人に対して先に名刺を差し出すのが基本の順番です。
ビジネスにおける目上・目下とは、社会的地位や年齢などに関わらず、

・お金や仕事を出す側が目上
・お金や仕事を貰う側が目下

となります。

一般的な営業活動をする場合、名刺は常に自分から先に差し出すことになります。
また営業関係以外の場合では、地位が高い人より低い人、訪問先より訪問者のほうが目下になることを忘れないようにしましょう。

■目上の相手に先に名刺を差し出された場合

目上の人から先に差し出された場合は「申し遅れました」と言って直ぐに自分の名刺を差し出しましょう。

■複数人で名刺交換をする場合

複数人で名刺を交換する場合は1対1と違い今度は目上の人から順に名刺交換を始めることになるので注意が必要です。
まずは訪問先の目上の人から順に交換をしていき、次に訪問者の目上の人から順に交換をしていきます(自社側が複数名いるの場合は、正しい順番で交換できるように素早く整列しておくと良いでしょう)。

名刺交換の際の気をつけるべきマナー

名刺交換は双方が立ち、机を挟まずにおこないます。
机を挟んで名刺を差し出すことのないよう、机を回り込むなどの移動が必要です。
座って待機していた場合、相手の姿が見えたらすぐに立ち上がって出迎え名刺を渡しやすいように相手の側へ移動します。

【名刺を差し出す時の基本】名刺を胸の高さで持ち、両手を使い、「名刺の表面」を向けて差し出す

お酒の席で乾杯をする際に相手よりグラスを下に構えるということをいうことがありますが、名刺交換の際も同様に相手が差し出した名刺の高さよりも低い位置で差し出すことで、謙虚さを表すことができます。複数の相手と名刺交換をする場合は、予め相手の人数分取り出しておき、名刺入れのフタや下に用意をしておきましょう。

名刺を差し出す際は
・「社名・部署名・フルネーム」をはっきりと名乗ること(名前はフルネームを言うのが丁寧とされます。読みにくい名前であればゆっくりと名乗りましょう)
・名刺をもらう際は、「頂戴いたします」と述べること
が大切です。

名刺交換は臨機応変な対応が必要な機会が多くあります。
相手が名刺を差し出す準備ができていない場合は、こちらも名刺を差し出さずに待機しておく配慮もするのも大切です。

■名刺交換の時は、手元ではなく相手の目を見ながら差し出す意識をしましょう。

【名刺を受け取る時の基本】「頂戴いたします」と言いながら、必ず両手で受け取る

名刺を受け取る時は「頂戴いたします」と言いながら、必ず両手で受け取ります。

また受け取る際には
・相手の会社のロゴや氏名などに自分の指がかからないようにする
・受け取った後は、胸の高さより下におろさない
などの注意が必要です。

相手の前で名刺を見る時は自分の胸より高い位置で見るようにしましょう。そして相手の名前を名刺を見ながら復唱し、確認をしておきましょう(読み方が分からなければ、このタイミングで聞いておきましょう)。

受け取った名刺は名刺入れの上に乗せておき、椅子に座った後は机の上に乗せる

受け取った名刺をすぐに名刺入れにしまったり机に置いたりすることはあまり印象が良くありません。
(また名刺交換後の話の最中に、相手の名刺を不必要に触ることも失礼な行為ですので注意をしましょう。)

複数の人と名刺を交換する時は名刺入れの上で複数の人の名刺を重ねない

最初の相手から名刺を受け取った後、次の相手との名刺交換を始める前に既に受け取った名刺は名刺入れのフタや下に移動させておきます。
名刺入れの上で複数の人の名刺を重ねるのはマナー違反ですので気をつけましょう。

【名刺同時交換の基本】名刺を同時に交換する場合は多い

上記でも書きましたが名刺交換は目下の人間から先に差し出すのが基本マナーであるために自分が先に名刺を受け取ると、相手を目下とみていることになってしまうという考えがあります。この場合、なかなかお互いが名刺を受け取らないという状況に起きてしまうことになります。

お互いに名刺を差し出す際は、例外としてお互い名刺を片手で持って相手に差し出します。
そのような場合は右手で自分の名刺を差し出し相手の名刺入れにのせ、左手で相手の名刺を受け取り、相手の名刺を名刺入れの上に乗せましょう。
そして相手が左手でこちらの名刺を持ったら、自分の空いた右手を相手の名刺に添えます。
これで相手の名刺を両手でいただいている形になりますので、そのまま自分の胸の前に引き寄せてましょう。

【受け取った名刺は名刺入れの上に置くことが基本】

受け取った名刺は名刺入れの上に置くことが基本です。
複数の人と名刺交換をした場合は一番目上の人の名刺を名刺入れの上に載せ、その他の人の名刺は机の左斜め前に載せておきます。
1対1の名刺交換の場合は机の上には直接置かず、自分の名刺入れの上に載せます。
これも例外が多いのですが、多人数の場合は、名刺入れの上には名刺を置かずにすべての名刺を相手の座席順に並べるというのも良いとされています。
もし机に名刺を置くスペースがない場合は、軽く一礼してから名刺入れにしまいましょう。

受け取った名刺をしまうタイミング

相手がまだ名刺を出している時に自分だけ先にしまうということがないように注意しましょう。

名刺の管理方法

名刺には、相手の連絡先や所属部署などの大切な会社情報が記載されています。名刺フォルダ等に入れて大切に保管してください。
最近では名刺管理ソフトなどで管理ををされている場合も多いようです。

・不要になった名刺については、捨てるのではなくシュレッダーにかけるなど配慮をしましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか?

名刺交換は例外も多く、やはりその場に応じて臨機応変に対応していくことが望ましいようです。
「相手の名刺を相手自身と同様に丁寧に接する」ことを忘れないようにしたいと思います。

早速これらを実戦することはもちろん、個人的には質の良い名刺入れに新調するところから始めようかなとーー。

参考元:
(名刺の渡し方でレベルが分かる!?知っておきたい美しい名刺交換マナー/名刺のネタ帳)
(ビジネスで好感を持たれる正しい名刺交換のマナー・方法14選/株式会社LIG)


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