factotum

小林よしのり氏、SEALDsや最近の若者のデモに関して苦言

投稿日:

小林よしのり氏が以前は好感を持っていると発言していたSEALDsや最近の若者のデモに関して苦言。

小林よしのりさん、SEALDsや最近のデモに関して苦言

反戦サヨクに逆戻りでいいか?

ネットから入って来る者は、恐ろしくレベルが低い。
わしの作品も読んでない者が入って来るから、唖然とするレベルである。
わしの『差別論』も『脱正義論』も、そして『戦争論』も読まないで、なんでわしに興味を持ったのかもわからない。
シールズなどの若者も当然ながら『戦争論』の影響なんて全然受けてない。
もろ反戦平和のお花畑サヨクが下からごっそり湧き上がっている状態だ。
国家について、安全保障について、戦争について、しっかり考えて安保法制に反対しているわけではない。
今の若者は「議論」ができるレベルにはない。
「議論」こそが民主主義だが、「議論」ができないから、「デモ」になるのだ。
デモならモノを考えなくていい。
論理的に話をしなくていい。
議論なんてせずに、魚群のように集まって騒いでいるだけでいいから、デモをしているのだ。
群れて、騒ぐ、それをカッコいいと思っているのだろうが、頭のいい若者はあんな集団には混じらないだろう。
(掲載元:http://blogos.com/article/133526/)

「議論」こそが民主主義だが、「議論」ができないから、「デモ」になるのだ。
デモならモノを考えなくていい。

小林よしのりさんと言えば、以前はSEALDsに好感を示していました(7月)

シールズとかいう若者にやや好感

たまたま「報道特集」を見たが、内容がとても良かった。
シールズとかいう若者たちは、ちゃんと安保法制の
中身を読んで議論してるのだな。
かつての安保闘争をやった学生たちは、改定する
安保条約の中身を読んでもいなかった。
ただ騒いでただけだ。
学生運動の時代より、おとなしい若者たちだが、
知的である。
顔を出して活動する彼らに対して、ネトウヨは匿名で
バッシングするらしい。
ネトウヨはどうせ安保法制の中身を読んじゃいないし、
考えてもいない。
完全な馬鹿である。
その上、匿名だから卑怯でもある。
わしは護憲派ではないから、「憲法守れ」「戦争反対」と
言われると、げんなりするのだが、あのくらい知的な若者に、
わしの考えを聞いてほしい気がする。
観念論だけでは平和な状態を維持できないから。

(掲載元:http://yoshinori-kobayashi.com/8031/)
安保法制の中身を読んでいることにやや好感をもったようです。逆に知識不足のネトウヨに対しては否定的。

小林よしのりさんの8月の発言

「自民党の議員とか、保守系の人たちが、わざわざあの若者達をバッシングするんですよね。あの人達は、ワシとは同じ考えじゃありません。

若者は、やっぱり未熟なんですよ。自分自身の20歳前後のことを考えても、やっぱり未熟でしたよ。

その若者たちがいま、社会の問題、国家の問題に対して、ようやく目覚めたところです。

ワシは特に彼らを持ち上げることもやりませんが、バッシングなんかは、大人としてみっともないことだと思っています」

●「戦争を知らない子供たち」を歌った世代は・・・

「ワシよりちょっと上の世代、団塊の世代って、一番人口が多い世代なんですけれど、その世代の人たちが若者だったころ、『戦争を知らない子供たち』という歌が大ヒットしたんですね。

自分たちは戦後生まれで、戦争を知らない子供たちだ、未来をつくるんだと言って、すごく誇らしげに歌っていたんですよ。それを戦争を知っているワシの両親とかが、苦々しく見ていたんですね。

ところがその団塊の世代、『戦争を知らない子供たち』を誇らしく歌っていた若者たちはいま、保守系の雑誌ばっかり読んで、中国と韓国のバッシングばっかりやっています。

まったくみっともない」
(掲載元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150810-00003532-bengocom-soci)
自身の20歳前後の時と置き換えて「いま、社会の問題、国家の問題に対して、ようやく目覚めたところ」、「バッシングなんかは、大人としてみっともないことだ」と考えていたようです。

「知識不足」に対して否定的な考え方は一貫しています。先日のSEALDs奥田氏のテレビ出演の影響もあるのか、現在の「デモ」が知識不足によって生まれたものであること、「議論」ができないことを問題視しているようです。

「何か若者向けに考えるか?
それとも無視して、今まで付いてきてくれた読者だけを見ていればいいか? 難しい。」(掲載元:http://blogos.com/article/133526/)

自分がどうあるべきか(伝え方)について模索していることもわかります。

苦言ではありますが、一方的な否定ではなく

「バッシングなんかは、大人としてみっともないことだと思っています」

という発言の通り、知識を持って欲しいという願いが込められているように思いました。

(この記事をシェアする↓)


サイトや記事に関するご意見・ご感想やライター希望者はFactotum(ファクトタム)までお気軽にご連絡ください。